ポール・オースターの小説の中にセルバンテスのドン・キホーテについて語られる部分がありました。気に入った小説で言及された小説は読んでみたくなります。
4冊組の大作ですが読み始めてみました。1巻を終えたところです。翻訳者によって異なるかもしれませんが、古風な表現が多く、すんなり理解できないことがあります。主役のドン・キホーテが騎士道物語の読み過ぎにより、妄想に囚われ、時代遅れの遍歴の騎士になる為に旅に出る…という話なので、主役の話し方が古風な武士風です。だから解りづらいのかもしれません。今で言う中二病といった感じです。
今のところ個人的には主役のドン・キホーテが不在の時に語られる物語、いわば「物語内物語」の方に引き込まれます。