昨日のブログでは演奏会の告知をしました。
これから10月5日まで取り上げる曲目の解説や作曲家に関するささやかなエピソードなどを書いていきます。
今回取り上げた作曲家の1人であるシューベルトは日本人にとって非常に馴染み深い作曲家だと思います。
小学校の音楽の教科書にも取り上げられています。今の教科書については知らないのですが、私が小学生だった約20年前には授業で歌曲「魔王」のドイツ語と日本語歌唱をCDで聴いた覚えがあります。
その当時クラシック音楽に今ほど親しみは無かったのですが「魔王」はとても気に入りました。曲の歌詞は暗いので小学生向きかどうかはわかりませんが、とても魅力的な歌だと今も思います。
シューベルトの歌曲が単純に好きだからというのも取り上げた理由の一つですが、シューベルトが31歳の若さで亡くなったこともその理由の一つです。
私は実は31歳です。しかしこの歳で何を学び、達成したかについて考えると寒々しい気持ちになります。シューベルトはこんなに沢山の素晴らしい作品を残したのに自分は何をしていたのだろうか。
歴史上の偉人と自分を比べるのは馬鹿げていますが、同じ31年間がこうも違うのは哀しくなります。
たまたま自分の年齢とシューベルトが無くなった年齢が同じというだけですが、それを知って、何となく時間をかけてシューベルトの曲をやってみようという気になりました😊