以前もブログに書きましたが、村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』を点字で読んでいます。何度も読んだ本なので、点字でも結構楽に読めています。といっても目で読んだら一瞬で読める単語に2、3秒かかってしまうことがあります。
しかしゆっくりしか読めないことにもメリットがあります。1文字ずつしっかり読んでいると、目で読む場合に気がつかないで読み飛ばしてしまっていた表現に気がついたりします。
これは楽譜を読むことにも言えることかもしれません。すらすら読めるからこそ読み飛ばしてしまいがちな深い味わいがおそらく沢山あります。
羊を読み終わったら今度は未読の本に挑戦してみる予定です。読むつもりの本は決まっていて、楽しみにしているのですが、そこに辿り着くのはまだずっと先になりそうです。
植木