先日、もう20年近く師事している恩師の門下生による発表会に参加しました。
初めて出演したのが高校生の時。
あれからほぼ毎年出演し、そのステージでの経験を積み重ねて今に繋がっていると思います。
初めて出演した時のことを今でもよく覚えています。本番前日のレッスンでも上手く吹けず、当時高速バスで通っていたのですが、帰りのバスの中で一番後ろの席に座り、楽器を出して小さな音で必死に練習しました。涙目になりながら。。。
それから数々の舞台経験を経て、先日は前から吹いてみたかった、『シューベルト作曲の「しぼめる花」による序奏と変奏』で参加しました。
色々なステージを経験して来ましたが、この発表会は毎回本当にものすごく緊張します。
今回もここ最近では一番の緊張でした。緊張で控え室にもいられず、会場の外に出て空気を吸いに行ったり、何とかリラックスしようと必死でした。
普段の演奏の仕事ではそれ程緊張せず伸び伸び演奏できるのに、何故発表会ではこんなにも緊張するのか、、
それは、自分のメンタルの問題だと気付きました。
「この発表会にはフルートを習っている人が沢山参加している、先生が聴いている、失敗してがっかりさせたくない…」などなど。
そういう意識が働いて、余計に緊張してしまっていたのです。
本番は緊張しながらも表現したいことは伸び伸びと吹けましたが、
今後は技術練習に加えてメンタルを鍛えることも必要だなと痛感しました。
良い意味で周りに流されない、動じない、芯を持つ。なりたい自分になれるようトレーニングしたいと思います。