以前シチリアーナという舞曲の動画をアップしましたが、今回は19世紀のギタリスト作曲家によるワルツを2曲録音しました。とても短い小品です。
ワルツはご存知の方がほとんどだと思います。ドイツ系の民族色を感じる3拍子の舞曲です。
ウインナー・ワルツなど優雅なイメージがありますが、元はヴェラーという13世紀頃に成立した農民の踊りであったと言われています。
都市にも広がることで、洗練されてワルツに発展しました。
フェルナンド・ソル(1778-1839)はモーツァルトのオペラ「魔笛」の主題で変奏曲を書きました。今回はその曲の演奏動画を作りました。
変奏曲は主題(テーマ)となる旋律の後にその旋律を元に書かれた複数の変奏が続くというスタイルの音楽です。
序奏→テーマ→第1変奏→第2変奏・・・という風に構成されます。序奏は無い場合もあります。
主題は作曲者の時代に流行った歌などが用いられる場合もあります。
ソルは「魔笛」の中に出てくるメロディから変奏曲を書いたのですが、そのメロディはオペラの中の有名アリアではないようです。
何回か「魔笛」を聴いて確認したところ、1度目に魔法の鈴を鳴らす場面の音楽だと思います。
メインのキャラクターであるタミーノ、パパゲーノ、パミーナが悪魔ザラストロ(実は神官)の手の者に追い詰められるが魔法の鈴を使い窮地を脱するという場面です。
レッスンで扱う曲の演奏動画をアップしました。
今回の曲は少し難しい上級者向けの作品です。私が使用している全9冊のテキストの6冊目に入っている曲です。
フェルナンド・ソルというフランスで活躍したスペイン人作曲家の作品です。ソルは古典派から初期ロマン派の時代のギタリスト兼作曲家の中でとても重要な作曲家の1人とされています。
ロンドOp.48 No.6 (F.ソル)