音楽院でアレキサンダー・テクニックのクラスを受講しました。ステージで体が固まらないようにするテクニックについての授業だったと思います。様々な話を聞きましたが一つとても印象的だったことがあります。何かをしなければいけないという外部から圧力を受けると体が反射的に反応してしまうということです。例えば正しく座れと言われると体は経験から正しいと思い込んでいる座り方を反射的にするということです。それが本当に体にとって良いかどうかは関係なくそうしてしまいます。
そのような反射により積み重なる悪癖は楽器の演奏にも良くない影響を与えるかもしれません。
そのクラスでは、何かをしなければいけない状況下でも、まず立ち止まり、本当にやらなければいけないか考え、もしやると決めたら体が心地良いやり方でやると良いと習いました。
私はこの教えをとても重要だと感じ、日常的に実践していましたが、気がつけば忘れてしまいました。せっかく思い出したのでまたトライしてみようと思います。