クラシックギターを弾く際の伝統的なツールとして足台があります。左足を足台に乗せて、高い位置になった膝にギターを乗せて弾きます。
マッテオ・カルカッシ(1792-1853)が足台を使ってギターを弾いた先駆者の1人と言われています。たしかにカルカッシの画像を検索すると、足台に左足を乗せて演奏する姿が見れます。現在のものとだいぶ異なる形状の足台ですが。
現在では足台の代わりにクッションを膝に置いたり、エルゴプレイなどのギターサポート器具を使うギタリストもいます。
ストラップを使うという手段もありますが、ストラップを引っ掛けるエンドピンを取り付けるためにボディーの下部に穴を開ける必要があります。またはサウンドホールにフックを引っ掛けるタイプのストラップも発売されていますが、サウンドホールに傷がつかないか心配になります。クラシックギターの弦でおなじみのダダーリオもそのタイプのストラップを発売しています。
いろいろ試して自分に合ったものを見つければ良いと思います。個人的には足台を使わない方が、体を痛める心配が減ると思います。ただし科学的な根拠がある訳ではありません。
植木