かちかち山の絵本をたまに家族で読んでいるのですが、結構残酷な内容だと改めて思います。暴力的なリベンジを良しとする価値観は現代の日本では受け入れ難いように思います。しかし物語として読み手を引き付ける力は強いと思います。友人にその話をしたら、現代まで語り継がれている物語には真実が含まれていると言われました。
確かに目を逸らしてはいけない人間の本質がこの物語にはあるのかもしれません。だから物語として理解しやすくて、面白くも感じるのだと思います。現実とフィクションの区別がつく年の子供になら読み聞かせても問題ないという意見もあると思いますが、やっぱり残酷すぎるようにも感じます。
植木