点字を勉強していて思うのですが、やはり点字には漢字が無いので紛らわしい場合があると思います。アルファベットを用いる言語の場合はこの問題は少ないのかもしれませんが、平仮名、片仮名、漢字を組み合わせて表記する日本語の場合は特に紛らわしいのではないでしょうか。似ている響きの言葉が多いような気がしますし。文脈で判断できる場合がほとんどなのかもしれませんか。
遊びで似た響きの言葉を集めて無理やり文章を作ってみました。
4時に名字の無い用心深い幼児がよじれた爪楊枝を買う用事
上記の文章を全部平仮名にすると以下のようになります。
よじにみょうじのないようじんぶかいようじがよじれたつまようじをかうようじ
これを点字で読むのはとても難しいように思えます。しかし点字の場合、読みやすいように文字と文字の間に空白が差し込まれています。どこに空白を入れるのがベストなのか、私にはまだ分かりませんが空白を入れると以下のようになります。
よじに みょうじの ない ようじんぶかい ようじ が よじれた つまようじを かう ようじ
これなら少し読みやすいですが、最初に述べた漢字が無いことによる紛らわしさは解決しません。点字で読まれることを想定する場合、紛らわしく無いように書くこともできると思いますが、墨字で読まれることを想定した文章を点訳すると紛らわしい部分が生じることは避けられないと思います。
余談ですが、音楽もどちらかというと漢字のない文章のようなものなのではないでしょうか。聴く人が分かりやすいように工夫する必要があると思います。一瞬の空白を差し込むことは音楽においても効果的かもしれません。
植木