1週間ほど意識的にに英語を勉強していました。といっても英訳された村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」のオーディオブックを聴いていただけですが。そうしたら久し振りに留学時代の友人と英語で話す夢を見ました。その人は同じ先生に師事していたクロアチア出身のギタリストで、すごくレベルの高い演奏をする人でした。コシュキンのソナタという難曲を素晴らしいテクニックと音楽性で演奏していました。
話はオーディオブックに戻りますが、一時期私は英語版「羊をめぐる冒険」をエンドレスに聴き続けていました。東京で学生していた頃に日本近代文学の講義を受ける中でこの作品をかなり深く読み込んでいたので、英語でも理解しやすいと思ったから教材にしました。案の定この作品の英語版オーディオブックに関しては、聴いて内容をある程度理解できるようになりました。このやり方で少しずつ英語のリスニング力を鍛えて、留学生活を乗り切りました。
今は「羊をめぐる冒険」を点字の勉強の教材にしています。私はこの作品に助けられてばかりいる気がします。
植木