最近『アラビア風奇想曲』を練習しています。とても綺麗な曲だと思いますが途中からセーハが多くなるので力を抜いて弾くのが難しい曲です。
セーハとは左手の人差し指で複数の弦を押さえることです。空いている中指、薬指、小指も同時に使うことがあります。例えばアコギの弾き語りを始める時に挫折しがちなFはセーハのテクニックを使うコードです。
話は変わりますがある方から面白い動画を紹介してもらいました。左手の人差し指1本でコードを押さえて弾き語りするという動画です。
6本全ての開放弦をストロークするとCのコードが鳴るように調弦する事で可能になります。Fは5フレットをセーハするだけで弾けて、Gは7フレットをセーハするだけで弾けるようになります。このチューニングにすることで左手は人差し指1本を使うだけで弾き語りできるようになります。
問題はマイナーやセブンス系のコード等は弾けないことです。しかしこれでも結構色んな歌を弾き語りできそうです。
クラシックギターの入門者は敢えてこの練習をやる必要は無いかなと思いますが、面白いアイディアです。しかしセーハ連続で少し左手が疲れそうです。セーハしやすくなるようにギターの弦高を調整したら良いかもしれません。
植木