最近フランシスコ・タレガの『アラビア風奇想』を練習しています。教室で使用している教本の第9巻に収録されています。
私は留学時代の先生の影響で演奏されることの少ない曲を選曲する傾向にありますが、『アラビア風奇想曲』はスタンダード曲で多くの人に愛されています。
この曲は作曲者のタレガ自身の葬式で吹奏楽か何かに編曲されて演奏されたと伝記で読んだことがあります。当時はタレガの代表曲だったのかもしれません。今では『アルハンブラの思い出』の方が有名ですが。
タレガの曲を弾いているとハイポジションの甘い音色が活かされているように感じます。弾いていて気持ちが良いです。近代ギターの父と呼ばれるだけあり、ギターの持つ表現力を深く理解した作曲家だったのだなと思います。
植木