植木フルート&クラシックギター教室の日記

植木フルート&クラシックギター教室は新潟市中央区の閑静な住宅街に佇む音楽教室です。このブログではフルートやクラシックギターを新しく始めたい、あるいはすでにやっている方向けの情報や当教室の講師の日常の一場面を綴っていきます。よろしくお願いします。

ギターに関する本

 『僕らが作ったギターの名器』という本を読んでいます。著者の方はアコースティックギターエレキギター製作に携わってきた人なのですが、本の中にはクラシックギターについての記述もあります。ギター製作に関する様々なことがわかりやすい言葉で書いてあり、とても勉強になる本です。

 今のところ特に面白かったのはクラシックギター製作の巨匠達に会うために著者がヨーロッパを旅した時の話です。

ブーシェ、アグアド、ラミレス、フレタ、ハウザー2世など多くの巨匠に会うことができたそうです。

 

 ただしフレタには会うことはできたようですが、「日本人がギター製作の技術を盗みにきた」と言われ、工房を見学することは叶わなかったそうです。

 同行の現地通訳が巨匠をスペインの恥だと強い口調で非難したことも著者は書いています。

 

このエピソードから他の巨匠に比べてフレタは心が狭いと思うべきでしょうか?

 

 例えば日本の老舗のお蕎麦屋さんが秘伝のそばつゆのレシピを、遠くから文化を学びに来たという他国の人に教えなければいけないでしょうか?ましてやその外国人の職業がお蕎麦やさんだったとしたら…そして居合わせた通訳に日本の恥だ!などと非難されたとしたらかわいそうです💦

 

植木

 

ディナー・ショー(?)

 来週の出張演奏のレパートリーが準備できました。そこで試しに夕食を食べている家族に聴いてもらいました。

 娘が体を揺らしながら楽しそうに聴いてくれたので嬉しかったです😊 

 

 新しいレパートリーを弾く際は何回か家族に聴いてもらい、人前で弾く経験をするようにしています。

 

植木

 

 

 

ビルマの竪琴

 リラ・ギターの動画を観て頂いた方に「ビルマの竪琴」を思い出したと言われました。学生時代に一度授業で読んだのですが、内容が思い出せなかったので読み返してみました。

 


 ちょっと現代の感覚では引っかかる言葉や児童文学としては残酷すぎるように思える場面がありましたが、とても感動する場面も多数ありました。

 特に戦争が終わり、戦場で主役の日本兵達とイギリス兵が共に歌う場面が印象的でした。

 


 現実には無かったと思いますが、そんなことがあったら良かったのにと思いました。

 

 あとがきに書いてあったのですが、この物語は著者の完全な空想によるものなので、細部を検証すると事実ではないことが沢山あるようです。

 例えば重要な登場人物が人食いの首狩り族に食べられてしまいそうになるのですが、当時のビルマにそのような人種はいなかったようです。(ちなみにこれは大学時代の講義で知りました。このことだけ何故か覚えてました)

 それから歌う部隊の隊員達は戦地で竪琴やギターをはじめ様々な楽器を手作りするのですが、これも現実的に可能なのかと疑問に思います。

 しかしこのようなリアリズムの観点から物語を批評する事は私の悪い癖です。

 


 細部のリアルさにこだわりすぎると物語の人を惹きつける力が薄れてしまうということがあると思います。

 


 これをを音楽に当てはめると、メトロノーム片手にCDを聴くみたいなことかもしれません。

 


 せっかく演奏者が味を出そうと和音や旋律に合わせて間を取ったりしているのに、この箇所はメトロノーム通りじゃない!と細かく指摘するような無粋さです。

 

 リアルかどうかという観点は古典を読んだり聴く際には特に控えた方が良いのかもしれないと思いました。

 

植木

 

 最近練習の時に動画を撮ったり、録音するようにしています。そうすることで客観的に自分の演奏をチェックできます。

 演奏しながらでは聴き逃してしまう細部も確認できます。

 

 録音は鏡のようなものだと思います。身だしなみを鏡の前でチェックするみたいに、自分の演奏をチェックできます。

 

 その際に注意していることが1つあります。それは自分以外誰も気にしないような細部にこだわり過ぎないようにすることです。ただしその線引きが難しいです。

 

植木

シャボン玉

 今日は空いた時間に妻子とシャボン玉をして遊びました。

 天気の良い日にシャボン玉を眺めるのは心地よいです😊

 童謡の『シャボン玉の歌』の歌詞とメロディーが自然と頭に浮かびました。この歌は「シャボン玉」を「人」に置き換えて解釈するとせつない内容になることに気がつきました。

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植木

 

植木

爪の手入れ

このブログで何度か指頭奏法について書いたことがあります。

 簡単に言えば右手の爪を伸ばさずに指先で弦を弾く演奏方法です。

  人それぞれやり方があると思いますが、私は爪を毎日ヤスリで削って手入れをしてから弾いています。いい加減な状態だと、引っかかって弾きづらいことがあります。 

 お風呂上がりなどは爪が荒れている場合があるので、練習前にまた手入れをすることもあります。

 

 爪を使わない奏法なのですが、意外と爪に気を使います。伸ばしていた時ほどではありませんが😊

 

 たまにまた爪を伸ばしてみたくなることがあります。ピンポンボールで付け爪を作る方法を最近聞いたのですが、今度試してみようかと考えています。その日の気分で爪弾きか指頭奏法かを選べたら良いのですが。

 

植木

 

アンサンブルのメンバーとして活動している、キャトルフルートのYouTubeチャンネルに、メンバーのうちの3人で演奏した「糸」の演奏動画がアップされました♪

 

こういったメロディの曲はフルートにとても良く似合いますし、吹きやすくて、吹いていて気持ちいいです😊

 

歌詞も含めてとてもいい曲ですよね✨✨

 

良かったら聴いてみてください♪

 

https://youtu.be/PYoEzzcEeTE

 

手島