植木フルート&クラシックギター教室の日記

植木フルート&クラシックギター教室は新潟市中央区の閑静な住宅街に佇む音楽教室です。このブログではフルートやクラシックギターを新しく始めたい、あるいはすでにやっている方向けの情報や当教室の講師の日常の一場面を綴っていきます。よろしくお願いします。

幻影の書

去年ポール・オースターの小説にハマり、主要な作品を読んできました。

 読んだ作品はどれも面白く心に残っているのですが、「幻影の書」という作品の1シーンに特に激しく心が揺さぶられました。

 ネタバレにならない程度に書きますが、気になる方はこれ以上読まないようにして下さい。

  •  主人公は妻と2人の子供を飛行機事故で亡くした男性です。そのできごとが心の傷になっています。物語の中で、主人公が飛行機に乗らなければならないシーンが出てくるのですが、それにより、家族が事故死する直前の状況をありありと想像して苦しみます。

 

 その想像の描写がすごくリアルで、私の心にも杭が刺さったかのような衝撃がありました。

 とてもお勧めの本です。オースターの作品に心に強く残る場面がたくさんあります。中には読み手のトラウマになりそうな描写もありますが 💦

植木

 

ガット弦

 ガット弦とは羊や牛の腸を材料とする伝統的な弦です。「クラシックギター」のことを「ガットギター」と呼ぶ場合がありますが、これはガット弦が使われていた名残だと思われます。現在のクラシックギターにはナイロンの弦が主に使われています。

 私はクラシックギター以外にそのルーツである19世紀ギターを演奏するのでガット弦も使用します。

ギター用にガット弦を作っているメーカはいくつかありますが、私はDamian Dlugoleckiというメーカーの弦を使っています。

 Damianは冬場は仕事をお休みしていて、暖かくなってくると弦作りを再開しているそうです。

 今年もそろそろかと思い、注文をしてみたのですが、4月末から再開するとの連絡を貰いました。

 まだストックがあるので大丈夫ですが、今年は少し多めに買おうと思います😊

 以前友人からバーテンダーがお酒を混ぜてカクテルを作るのみでなく、材料の一部(ジュースなど?))を自家製にしたら面白いのではという話を聞きました。

 確かにそういうこだわりがあると一味違うだろうなと思いました。

 もし自家製ガット弦を張ったギタリストがいたら一味違うのかもしれません。

 私にはそんな時間の余裕はありませんが💦

 

植木

 

チョコ、えびせん、コーラ

私は去年15キロのダイエットに成功しました。運動は一切せず、食事制限だけで痩せました。間食と夕食の量を減らしました。

 痩せたら食事量を元に戻すつもりはなく、この新たな世界観(?)で一生を終える意気込みでした。しかし最近緩み始めました。

 コーヒーを飲む際に、妻が密かに買ってくるチョコレートを冷蔵庫の奥から取り出してしまいます。

 今日は昼職の後に人から頂いた「えびせん」をついつい一袋完食してしまいました。 

 あるからいけないんだ!と思いますが、本当は誘惑に勝てない自分のせいですね。

 タイトルのコーラは散歩の時に自分で買ったもので、飲みたくなって、我慢できず飲みました。これは流石に誰もせめられません。

 

 また明日から引き締める為に自戒を込めてブログに書いてみました。今日の内容は音楽と関係ないですし、些末で個人的過ぎますね💦

 

植木

 

 

 

 

 

多重録音

今日は多重録音を試していました。

 子供が小さいため、フルートとギター揃って録音するのが難しいです。そこで別々に録音する方法を探っていました。

今日はとりあえずギター2重奏を一曲録音してみました。映画でシンデレラが口ずさんでいた「ラベンダーズ・ブルー」です。

 最初メロディーを先に録音して、伴奏を後から付けようと試みたのですが、合わせるのが困難でした。

 諦めて伴奏を先に録音して、メロディーを後から付けている過程で、ふと思い立ってインプロビゼーションを織り交ぜてみました。

 普段あまり即興演奏をすることはないのですが、やっている内にすごく楽しくなりました。

 今日の成果を以下のリンクよりお聴きください😊

 

ラベンダーズ・ブルー

https://youtu.be/-HYdBySwvxI

 

植木

 

 

 

 

 

英語歌唱のオペラ

 定額聴き放題のプランで聴いているナクソスのレコーディングの中に英語歌唱のオペラが多数あります。もともと英語で上演されていたオペラも当然ありますが、英語に翻訳された作品が沢山録音されています。

 例えばモーツァルトヴェルディプッチーニワーグナーなどの主要作品が英語で録音されています。

私はアメリカに数年留学した経験があるのですが、それらの作品の筋を追うのは正直言って困難です。アリアの内容を聴き取るも困難ですが、特にコーラスは何を言っているのかさっぱりです。結構フラストレーションが溜まります💦

悲劇よりは喜劇の方が若干分かりやすいような気がします。モーツァルトの「魔笛」.「フィガロの結婚」.「ドン・ジョバンニ」はあらすじを調べたり、繰り返し聴くことで、かなり内容が聴き取れるようになってきました。内容が分かってくると、その作品がとても好きになります。

  そもそもどうして原語+字幕で鑑賞しないのかというと、ちょっと視力が衰えてしまい、字幕を読むのが苦しいからです。

本当はイタリア語やドイツ語など、原語で鑑賞できればベストなのですが、今から新しい言語をそのレベルまで学ぶのはちょっと厳しいです。

古典派、ロマン派のギター作品にはオペラの影響を感じます。おそらくオペラを鑑賞することはギター演奏にポジティブな効果があると思います。

 

植木

  

ハーモニカ

 実家から3本ハーモニカが見つかりました。学校教育の現場でかつて用いられたクロティック・ハーモニカと同じタイプのようです。

といっても私が小学生の時にはすでにメロディオンがハーモニカの座を奪っていたので、吹き方は分かりません。

ハーモニカの歴史を少しインターネットで調べてみたのですが、ハーモニカの発明は1820年頃のドイツで、1824年にウィーンで商業的実用ハーモニカが発売されたようです。

19世紀に生まれた楽器だったのですね。当時の楽器、あるいは当時と同じシステムのハーモニカはもしかしたら19世紀ギターと合わせると面白いかもしれないと思いました😊

他の楽器を練習する時間は容易には作れないですが💦

植木

誰がブログを書いたのか?

この教室のブログは講師2人が交互に書き込んでいだのですか、どちらが書いているのか無記名でした。文章の感じで一目瞭然だったと思いますが。

 最近はもっぱら私(ギター講師)ばかり書いていますが、一応どちらが書いているのかわかった方が良いかなと思い、名前を記入することにしました。

私は最後に植木と署名することにします😊

随分日が長くなりましたね。昔の録音ですが、春らしい曲のリンクを下に載せます!

早春賦

https://youtu.be/mqgIs-uYo_w

 


植木